この5年間、天気と大地と虫達、そして我らが葡萄ちゃん達と戯れながら努力を惜しまず全身全霊で
ここまで来れました。
まだまだですが何とか数本のワインができる予定です。
大きな声では言えませんが何度泣いたか。。。。何度、空に向かって大声を張り上げたかわかりませ
ん。
来る日も来る日も雑草を抜き指が曲がってしまうくらい抜いて苗木は小さいので立ったりしゃがんだり
何千回を繰り返し家に着いた時には立っていられなく泣きながらご飯支度をする毎日。
若かったときは頑張れたことが年々辛くなってきて悔しい思いもたくさんしました。
ですが^^やっとうちの葡萄ちゃんたちがもうすぐ立派にワインボトルになります^^
いやーーーーほんと壮絶でしたが感無量です。
まだまだ始まったばかりでこれからが本当のGrape growers になっていくのですがこの5年間の歩み
を少しだけ紹介させていただきます^^
畑の中を流れる小川。
このままでは大雨が降ると溢れかねないので法面を広くとって多少の雨でも大丈夫なように
相変わらずパワフルなスタッフMリン^^
今やへなちょこな私を超える立派な男手です^^
ササとフキとアカザやセイタカアワダチソウ、ヨモギとめちゃめちゃな小川の周りもすっきりして管理も
楽ちん^^何より害虫が激減したのがとてもうれしい
葡萄ちゃんの柱の切り出しや
植え込み場所の糸出し。
でっかい畑を歩いて歩いて....何か忘れたり置いてきたら誰が取りに行くんだとじゃんけん大会が始ま
って結局、一番若いスタッフMリンがダッシュすることに^^
なんのためのじゃんけん大会かわからない^^
冬の間、土の中で眠っていた苗木達を堀上げ今にも芽吹きそうな勢いのこの子達を物凄いスピード
で植え込みいよいよ柱入れです。
ウィーーーンウィンと穴掘り機械で穴を掘って垂直に立てていきます。
果てしないですよ~
立った柱の上にカラスが止まってかあああとか鳴かれると遅いぞ~早くやれ~といわれてるようで薄ら
カチンとくるような....^^
カラスにあおられながらなんとか入れ終わり今度は下草作りです。
背が高くなる雑草をほぼ完ぺきに手で抜き種まきです。
雑草魂とよく言ったものですね^^私も心臓にはか弱い毛が生えているとは思いますが雑草魂には
なれません^^
翌年の為に日陰になりそうな木を伐採。
冬になる前に暗渠工事。
やっと雪が融けて寝かせていた葡萄ちゃんたちを起こしてあげて。
しゃがむ。立つ。しゃがむ。立つ。
下半身が鍛えられますよ^^
春になって葉が茂って来ました^^
ワクワクしますね^^
このくらいの時はまだ病気の心配はいらないので思う存分、自然を満喫してねという時期です。
前の年に暗渠を入れた場所にハスカップとブルーベリーを併せて450本近く植えて
ベニバナの播種を雨の中、喧嘩しながら夫婦二人でやってみたり....
無農薬栽培で育てたベニバナの花弁は食用の染料になるのです^^
もしかしたらそのリップになってるかもしれません。
天気が悪かった昨年は初めて作った春小麦を規格外になり何をやっても大変だなーとつくづく
思い....
我らが葡萄ちゃん達は大丈夫かと…
順調に成長し
夫婦二人で防除作業。カッパ着ているので熱中症に気を付けながら。
時には堂々と鹿さんが遊びに来てこの中に入りたいよと言わんばかりで^^
ごめんね。遊び場をなくして。。。。
と....日々を精一杯過ごして
秋に。
初霜も降りていよいよわずかながらも収穫です。
葡萄ちゃんを植えて一年目にまったく雪が降らず畑はスケートリンク。
予想的中!
凍害で約1000本枯らしてしまった。
周りの人達は私たちに言葉を掛けれなかったと後から聞きました。
そりゃあ…自分どものショックたるや言葉では言い表せないほどでした。
毎日、毎日、1本でも芽が出ないか、毎日畑を回って歩いて。。。
辛かったです。
でも、毎日時は止まってくれません。このくらいの失敗は当たり前。
はじめての場所で初めてのことを始めた時からそれくらいのことが巻き起こっても不思議ではありませ
ん。
そしてその失敗を教訓にここまで来ました^^
わずかですがそのわずかな葡萄ちゃんがワインになれる日が近い。
房から実を外すのも絞るのも少量なのですべてが手作業。
一つ一つを心に刻み大切に時を刻み一人でも多くの人たちに幸せを感じて頂けるワイナリーを目指
してこれからも頑張っていきますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします。